マットレスの選び方

コスパ重視の洗えるマットレス選び!メリットとデメリットを知って賢く選ぶ!

洗えるマットレス

カバーだけじゃなくてマットレスそのものを丸洗いできるから常に清潔に使えるし、ダニ対策やハウスダストとしても安心!という理由で小さいお子さんやペットと暮らす家庭から介護用としても人気の洗えるマットレス。

代表格のエアウィーブのように値段が高いイメージもありますが、最近では無印やニトリから安い洗えるマットレスも人気です。

一方で、洗うのが面倒だったり硬すぎて寝心地が悪いと感じる人も…。

この記事では、洗えるマットレスの特徴や種類、洗えるマットレスのメリットやデメリットを踏まえて、安くてコスパの良い洗えるマットレスの選び方をご紹介します。

洗えるマットレスの種類

洗えるマットレスの素材はコイルスプリングでもないしウレタンでもないプラスチック系繊維をクッション材にしたマットレスです。

ブレスエアー

エアウィーブではエアファイバー、エアリーではエアロキューブなど各メーカーごとに素材に名前を付けていますが、見た目はどれもほぼ同じでインスタントラーメンのような形状で触った感触もほぼ同じです。

洗えるマットレスのことを「ファイバーマットレス」と呼ぶ人もいますが、ファイバーは「繊維」という意味で意味が広すぎてお店で店員さんに言っても通じません。

ネットでは「釣り糸マットレス」=エアウィーヴ、「春雨マットレス」=エアリーなどで呼ばれたりしてますが、これもネット専門の用語です。

お店に行ったら素直に「洗えるマットレス」という方が通じます。

クッション素材の特徴

通気性や透水性はとてつもなく高い一方、変形しやすく一度変形すると復元しにくい素材なので毎日寝ても変形しないようにかなり頑丈に作られています。

その結果、どのメーカーのマットレスも基本的にかなり硬い寝心地が特徴です。

品質の高さで有名なのは東洋紡のブレスエアー

各メーカーで年々改良されていて、最も有名なのはエアウィーブのエアファイバーですが、耐久性やクッション性などの品質の高さでは東洋紡のブレスエアーで一流寝具メーカーの敷布団やマットレスから新幹線のN700系の座席シートでも使われているほどです。

洗えるマットレスのメリットとデメリット

そもそもあなたにとって本当に洗えるマットレスが合うのか?を判断するために、まずはメリットとデメリットをまとめます。

メリットとデメリットを比較して、洗えるマットレスが自分に合うかどうかの参考にしてください。

洗えるマットレスのメリット

まずは洗えるマットレスのメリットから。

1.丸洗いできる清潔性

文字通りカバーだけじゃなくマットレスそのものを業者に頼むことなく丸洗いできるので、常に清潔に使えます。

洗えるマットレス

おねしょなどの汚れや臭いはもちろん、寝汗やハウスダストは水かぬるま湯のシャワーで洗って乾燥するだけでほぼ完璧に落とすことが出来る唯一の素材。

もしマットレス内部にダニが入り込んだとしても浴槽につけとくだけで退治できるのでダニ対策としても有効です。

プラスチック繊維なので汚れがこびりつくこともなく、水洗いだけでほぼ洗い落とせるので常に清潔に使うことが出来ます。

2.高い通気性の高い寝心地

ウレタンや綿などと比べても圧倒的に高い通気性というのも洗えるマットレスの特徴です。

ブレスエアー通気性

接触冷感ではないので夏場にひんやりした寝心地はありませんが、通気性が高いので放湿性は最高で寝汗でべとべとすることなく快適に使えます。

3.沈み込まない体を支える寝心地

各メーカーの素材によって多少の違いはありますが、ほとんどの洗えるマットレスは高いクッション性があるので高反発マットレスとしても扱われていて、体が沈み込まない寝心地と寝返りの打ちやすさが特徴です。

アスリートが洗えるマットレスを愛用しているのはの清潔性だけじゃなく高いクッション性の寝心地です。

使ってはじめて分かる洗えるマットレスのデメリット

マットレスそのものを洗うことが出来て通気性も高いなんてていいことばかりと感じるかもしれませんが、使って初めて感じるデメリットもあります。

まずはあなたにとって洗えるマットレスが本当に必要かどうかを確認する意味でデメリットをチェックして下さいね。

1.マットレスの丸洗いは意外と面倒

マットレスを洗うことが出来るといっても洗濯機で洗えないので、自分で浴室で洗う必要があります。

マットレスを洗う

実際に洗ってみると感じると思いますが、意外と面倒です。

マットレスを洗えることと簡単に洗えることは違います。

シングルサイズの薄いマットレストッパータイプの洗えるマットレスだったらまだましですが、厚みのあるベッドマットレスやダブルサイズだと浴室で洗うのはかなり大変です。

また、浴室乾燥がない場合は洗った場所から干す場所まで移動する間に水滴がポタポタ垂れるので水滴を拭くのも面倒…。

3分割出来るタイプのマットレスであれば小さいブロック単位で洗えるのでまだましですが、基本的には小まめに動ける人じゃないとおすすめできません。

2.熱に弱いので洗った後の乾燥に注意

エアファイバーもブレスエアーも洗えるマットレスの素材はプラスチック系素材なので熱に弱いという特徴があります。

布団乾燥機で高温のダニ退治モードで送風するとクッション材が溶ける、または変形する可能性が高いので絶対にNGです。

メーカーごとの素材によって違いますが基本的には40℃以上の熱は避けた方が良いです。

特に寝汗をよくかく夏場は小まめにマットレスを洗いたくなるかもしれませんが、天日干しするとマットレスが傷みやすくなるので、浴室乾燥機か室内で陰干しにする必要があります。

浴室乾燥

洗ってびしょびしょに濡れたマットレスを室内乾燥するのはかなり厳しいので、やはり浴室乾燥がある人じゃないと現実的なメンテナンスは厳しいです。

3.硬い寝心地がデメリットになる人も

洗えるマットレスのデメリットとして忘れてはいけないのが素材の硬さ。

マットレス腰が痛い

体が沈み込まず、寝返りが打ちやすいということをアピールしていますが、ほとんどの洗えるマットレスはかなり硬い寝心地で底付き感がなくてもマットレスそのものが硬くてしばらく使ったけど体に合わずに後悔する人もいます。

体へのフィット感はウレタンやコイルスプリングマットレスよりは確実に劣ります。

高反発マットレスが注目されていますがクッション性が高ければいいというわけでも、硬ければいいというわけでもなく自分の体に合うかどうかが重要です。

硬めの寝心地が合わない人は避けるか、返品保証のあるマットレスで試すのがが無難でしょう。

洗えるマットレスの選び方

ここまで解説した洗えるマットレスのメリットとデメリットを比較して、メリットの方が大きいと感じた人へ、洗えるマットレスの選び方のポイントをご紹介します。

洗えるマットレスは3分割出来るものがベスト

洗えるマットレスはマットレストッパーや折りたたみ、敷布団として使うものからベッドマットレスで使うものまで色々ありますが、3分割できるタイプを選ぶのがおすすめです。

理由は以下2つ。

  1. いざ浴室でマットレスを洗う時に手間がかからないとい
  2. マットレスのローテーションが出来るので寿命が長持ちする

複数にセパレートできれば汚れた箇所だけを取り外して洗えるので、洗って干すまでの手間がかなり軽減されます。

浴室が狭い場合やダブルサイズ以上だと特に分割して洗うメリットは大きいですよ。

また、3分割にして定期的に場所を入れ替えるマットレスのローテーションをすることで同じ場所に圧力がかからず、マットレスの寿命も長持ちします。

3つ折りタイプの洗えるマットレスでも3分割に取り外しできるものと出来ないものがあるので、折りたためるかどうかではなく3つに分割できるかどうかがポイントです。

硬過ぎて体に合わないと感じたら

繰り返しになりますが洗えるマットレスの寝心地はかなり硬目なので、体に合う人もいれば全く体に合わず後悔する人いるのが現実です。

もしあなたが洗えるマットレスを買って硬すぎるから体に合わないと感じた場合、返品や交換できる場合は迷わず手続きをしましょう!

返品や交換のサービスがないショップで買ってしまった場合は、低反発ウレタンのマットレストッパーを上に敷くなどしてマットレスに柔らかさを持たせるのがおすすめです。

低反発ウレタンは洗えないので、洗えるマットレスの上に洗えないマットレスの敷くのは本末転倒かもしれませんが、体に合わないマットレスを我慢して使うよりはまだましです。

子供用だったら防水敷きパッドで十分!

洗えるベッドパッド

洗えるマットレスを子供のおねしょ対策として購入する人も多いですがおすすめできません。

通気性が高すぎるのでおねしょなど水分は下まで流れていってしまうので、マットレスの下を掃除する必要があります。

おねしょされた後に洗えるのは良いかもしれませんが、それであれば防水敷きパッドがあれば十分。

値段も桁違いに安くなるし、洗濯機で丸洗いできるものが多いのでわざわざおねしょ対策として洗えるマットレスを用意する必要なんてありません。

防水敷きパッドはおねしょ対策だけじゃなく寝汗やよだれ対策にも有効なのもいいところ。

防水敷きパッドは表面がサラサラで吸水性の高いパイル生地で裏生地に防水加シートのものがおすすめです。

マットレスそのものを新しく買わなくても防水敷きパッドや防水シーツだけで清潔に使うことは出来るし今使っているマットレスをより長く使うことも出来ますよ。

洗える防水敷きパッド(楽天で一番人気)

人気の洗えるマットレス6選

ここまでの洗えるマットレスのメリットやデメリット、そして選び方を踏まえてコスパが良くてクオリティが高い人気の洗えるマットレスを厳選しました。

メーカーによって寝心地は変わりますが、基本的には全てのマットレスは高い弾力性で硬い寝心地です。(重要なので繰り返します。)

ニトリの洗えるマットレス【高通気敷布団Nブレス】

ニトリN-BREATH

ブレスエアーで有名な東洋紡とニトリのコラボの洗えるマットレス。

素材は東洋紡のブレスエアーを使っているので言うまでもなく耐久性は抜群。

敷布団のように簡単に折りたためるので収納性も抜群で、フローリングに直接敷いても底付き感なく使えるのが特徴です。

サイズはシングルのみで1人暮らしでフローリングに敷いて使いたい人におすすめです。

3分割できないので洗う時はちょっと面倒かもしれませんが、シングルサイズなので小さな浴室でも大丈夫でしょう。

カバーも本体もかなり高い通気性を誇っているので、特に夏場は普通のマットレスや布団で寝るのと比べると抜群の涼しさを実感しますが、冬は結構寒さを感じるので保温性を高める敷きパッドなどがあった方が良いかもしれません。

シングル 29,900円
素材 東洋紡ブレスエアー
厚さ 8cm
タイプ 折りたたみマットレス/敷布団
サービス 14日間返品・交換

無印【洗えるマットレス・固クッション】

無印洗えるマットレス

無印が販売している3分割式の洗えるマットレス。

他のメーカーのように洗える素材にブランド名を付けず「固クッション」というストレートなネーミングに無印らしさを感じます。

潔くシンプルな名前の通り、寝返りは打ちやすくかなり硬い寝心地なので、腰が沈まないのは良いですがガッシリした体系の人じゃないと体へのフィット感は厳しいでしょう。

3つ折りで3分割できるタイプのマットレスなので収納にも便利だし、洗いたいパーツだけを取り合ずせるので洗う時もかなり楽です。

13cmという厚みなのでフローリングに直接敷いてももちろん底付きしないし、ベッドに敷いて使っても大丈夫です。

洗えるマットレスとしては値段も安くコスパは抜群ですが、カバーは本当にノーマルなので好みに合わせてカバーは別途用意して自分好みにアレンジするのがおすすめです。

シングル 24,900円
セミダブル 29,900円
ダブル 34,900円
クイーン 39,900円
素材 ポリエチレン
厚さ 13cm
タイプ 3つ折りマットレス/3分割
サービス なし

RISE【スリープオアシス V02マットレス】

スリープオアシスV02

高反発マットレスで有名なRISEの洗えるマットレスシリーズの中で最もリーズナブルで人気のスリープオアシスV02。

RISEの高反発マットレスの中でもとりわけ強いクッション性のハードな寝心地が特徴です。

厚さは5cmなのでフローリングに直接敷くと人によっては底付きするかもしれませんが、柔らかくて腰が沈むマットレスの上に重ねて敷くマットレストッパーとして使うのがおすすめです。

3分割は出来ませんが、セミダブルくらいまでは折り畳みしやすいので収納も洗う時も便利です。

専用アウターカバーは春夏用のコットンニットと秋冬用のなめらかで暖かな肌触りのマイクロファイバーとなっていて、季節に応じてリバーシブルで使えるなど快適さの配慮もあり、丸洗いできるマットレスとしてリーズナブルなので人気です。

セミシングル80 32,989円
セミシングル90 32,989円
シングル 32,989円
セミダブル 38,489円
ダブル 43,989円
素材 ポリエチレン
厚さ 5cm
タイプ マットレストッパー/敷布団
サービス なし

爽快潔リビング【ネムリエプレミアム】

ネムリエプレミアム

東洋紡のブレスエアーを専門に扱う会社「爽快潔リビング」のマットレス。

以前は「フォーシーズンズ プレミアム」として知られてましたが2020年4月からネムリエプレミアムに一新。

ネットでの診断で自分に理想的なマットレスを提案してもらえるのもオーダーメイド感覚で、品質が高く洗えるマットレスの中では比較的リーズナブルなのも特徴でイチオシです。

極柔・柔らかめ・普通・硬め・極硬タイプと、硬さのバリエーションが豊富なので洗えるマットレス特有の硬すぎる寝心地で腰が痛くなる心配がかなり低いといえる数少ないマットレスです。

マットレスが2層構造になっていて柔らかさと硬さをリバーシブルで交換できるのも使いやすさは抜群です。

また、3分割構造になっているので洗いやすさも、マットレスのローテーションもしやすいので耐久性の面でもピカイチと洗えるマットレスではかなり高いクオリティを誇ります。

滋賀県東近江市のふるさと納税返礼品としても選ばれてます。

Nシングル 41,800円
シングル 49,500円
セミダブル 60,500円
ダブル 71,500円
素材 東洋紡ブレスエアー
厚さ 10cm
タイプ 3つ折り/3分割
サービス 30日間返金保証

アイリスオーヤマ【エアリーマットレス MARS】

エアリーMAR-S

テレビ通販で有名なアイリスオーヤマの洗えるマットレス「エアリー」シリーズ。

累計100万枚と言う圧倒的な実績で有名ですが、その中でも最もコスパが高いのがMARSシリーズ。

エアリーシリーズ共通の東洋紡のブレスエアーを自社ブランドにしたエアロキューブは洗えるマットレスの中でも柔らかみのあるタイプで寝返りのしやすさと体圧分散の良さが特徴です。

厚さは5cmなのでフローリングに直接敷いて使うと底付きする可能性があるので、ベッドマットレスの上に敷くマットレストッパーとして使うのがおすすめです。

シングル 19,580円
セミダブル 23,980円
ダブル 28,380円
素材 エアロキューブ
厚さ 5cm
タイプ 3つ折り/マットレストッパー
サービス 30日間返金保証

エアウィーヴ【ベッドマットレスS03】

エアウィーヴS03

片面が柔らかめ、片面はハードのリバーシブルの3分割タイプのマットレスで、巨人軍の選手寮でも採用されています。

アスリートが使っているから必ずしもあなたに合うとは限りませんが、自分の体型に合わせて上半身は柔らかめ、腰回りは硬め、脚は硬めなど硬さの組合せが出来るカスタマイズ性が特徴です。

硬すぎ、柔らか過ぎなどの寝心地の違和感なく自分に合った寝姿勢が実現できることが最大の特徴なので一般人の体型にもカスタマイズできます。。

出来るだけ安くコスパの高い洗えるマットレスをピックアップしてきたので番外編になるくらいのお値段はします。

自分の体にどの組合せが合ってるのかは、Air weave Mattress Fitで自分の体型を撮影して診断することも出来るので、体型が変化した場合は自分で組合せを替えることで常にその時の自分の体に合った寝心地をキープすることが出来ます。

シングル 176,000円
セミダブル 198,000円
ダブル 220,000円
素材 エアファイバー
厚さ 25cm
タイプ ベッドマットレス
サービス 30日間返金保証/3年保証

コスパを重視した洗えるマットレスの要約

この記事の要約
  • 洗えるマットレスは「清潔」「通気性」「硬い寝心地」この3つの併せ持つマットレス
  • 硬過ぎて寝心地が悪いと感じる人も多い
  • 清潔性だけであれば防水敷きパッド・シーツで十分
  • 高価なイメージだけど安くて高品質な洗えるマットレスも多い
  • 洗えるマットレスは東洋紡のブレスエアーを使ったマットレスがおすすめ

ちょっと長くなってしまいましたが、ここまでの解説で洗えるマットレスが自分にとって本当に必要かどうかの参考になったら幸いです。

また、今までは高級ブランドメーカーが有名でしたが、今や洗えるマットレスは安くて良いものがたくさんあるので、買おうとしている方が想像以上にお得に手にするきっかけになれば嬉しいです。