マットレスの選び方 PRを含みます

マットレスや布団で腰が痛くなる人の5つのケースと理想的な対策

マットレス腰が痛い

「最近、特に寝起きに腰が痛いんだけどもしかしてマットレスが原因かな?」

「疲れて寝ようとすると腰が痛くてなかなか寝れない」

腰痛の原因は色々ありますが、もしかしたらマットレスや布団が問題なのかもしれません。

ただ、この記事では「このマットレスを使えば楽になりますよ」と自社マットレスや布団など特定寝具を誘導する内容ではなくマットレスが腰痛の原因になるケースとそれぞれの対策をまとめました。

ちょっとした対策で改善できることも多いので、マットレスで腰が痛くなってる人は是非お役立てくださいませ。

マットレスの底付きで腰が床にあたるケース

せんべい布団

フローリングや床に直接マットレスを敷いている人、薄いマットレスまたは布団を使ってる人でよくあるパターンです。

底付きするほどのマットレスだと腰や肩がフローリングにぶつかってしまうのでこれが腰が痛くなる原因になります。

特に横向きで寝ると腰に体重の重さが集中してかなり負担がかかった状態になるので炎症系の痛みが出やすいのが特徴です。

また、我慢しながら長期間使っていると体も歪んでくるので注意して下さい。

通販でも店頭販売でも薄くて安いマットレスが多いですが、少なくても10cm未満の厚みがないマットレスを直接フローリングや床に敷いて使うのはやめましょう。

マットレスの底付きで腰が痛くなる人の対策

もし薄いマットレスを使っていて床に底付きを感じて腰が痛い人は、新しくベッドマットレスを買い替えるのもいいですが、底付き感がなくなる程度の厚みのマットレスか敷布団を追加して底付き感のない寝心地になることを試して下さい。

マットレスは厚みがあればあるほど値段も高くなるので、安くて薄いマットレスで改善できるならそっちの方がコスパは断然いいですからね。

  • マットレス+マットレス
  • マットレス+敷布団
  • 敷布団+敷布団

底付き感を解消するだけなので何万円もするマットレスや敷布団じゃなくても劇的に改善する可能性がかなり高いです。

ただ、あまりにも薄いマットレスを追加しても引き続き底付きする可能性があるので、追加する場合は厚さは5cm以上を目安にするのがおすすめです。

マットレスが柔らかすぎて腰が沈むケース

柔らかなマットレス

マットレスが柔らかすぎため、寝ると腰が沈んで足腰がだるいっていうのは、昔からマットレスで腰が痛くなる人でよくあるパターンです。

寝具店でちょっと試し寝するとかなり気持良さを感じて実際に家で本格的に寝てみるとお店では感じなかった沈み込みが気になることもよくあります。

もちろん、マットレスの快適さにはある程度の柔らかさは必要ですが、柔らか過ぎるマットレスで腰が痛くなる人がいるのも結構多いので要注意。

下図の例はちょっと極端かもしれませんが、柔らかいマットレスで腰が沈んでる状態。

寝姿勢

腰は内臓や骨盤などが集中している体で一番重い部分なので柔らかくて厚みのあるマットレスだと沈みやすくなってしまいます。

こうなると腰に負担がかかった寝姿勢で何時間も過ごすことになるし、腰が沈み込んでるため寝返りが打ちにくいという2つの理由で腰が痛くなる原因に。

柔らかいマットレスで寝る人全員が腰が沈んでしまうわけじゃありませんが、傾向としては体重が重い人ほど腰が沈みやすくなります。

マットレスが柔らかくて腰が沈んで痛くなる人の対策

柔らかいマットレスの場合は、ダイエットするなどして体重を軽くするか沈み込まないようにマットレスに硬くするしかありません。

ただ、柔らかいマットレスで腰が痛くなるケースの対処方法は結構シビアです。

自分に合ったマットレスに買い替えるのもアリですが、新しいマットレスを買った直後だと現実的じゃないので返品や交換が出来る場合は返品・交換をしましょう。

柔らかいマットレスの上にコンパネやベニヤ板を敷いてその上に硬めのマットレスを更に敷いて良くなる人もいます。

柔らかいマットレスを硬くする方法は別途ベッドマットレスで腰が沈む人は要チェック!柔らかいマットレスを硬くする3つの方法をご参照ください。

マットレスの凹みで腰の位置が悪い

マットレスの凹みヘタリ

マットレスを長年使っていて気が付かないうちに経年劣化で凹んでしまうケース。

特に腰の部分が体で一番重いので、長年同じ場所に負荷がかかっているとどんなに耐久性の高いマットレスでも凹みは出てしまいます。

やっかいなのは、マットレスの凹みと腰の痛みも少しずつ積み重なってくるので、腰の痛いのがマットレスが原因なのか分かりにくいこと。

凹みのあるマットレスは柔らかすぎるマットレスと同じく腰が沈んでしまうのと、歪んだマットレスで寝ることになるので寝姿勢は理想からほど遠くなり少しづつ体も歪んでくるのでかなり悪いパターンですね。

柔らかいマットレス
ベッドマットレスで腰が沈む人は要チェック!柔らかいマットレスを硬くする3つの方法マットレスの寝心地を良くするには柔らかさは欠かせませんが、柔らかすぎると人によっては逆に寝心地が悪くなりがち! 特に腰の部分が沈ん...

凹みのあるマットレスで腰が痛くなる人の対策

凹みのあるマットレスを復元することは出来ませんが、臨時の苦肉の対策はあります。

ハニカムシートやタオルやクッションを凹み部分に敷いて、マットレスがフラットになるかどうかを試して下さい。

見た目でフラットな状態になって寝心地も違和感なく腰の痛みも良くなればこれで暫く使えます。

ただ凹み部分にあてたものは寝てるとズレるので、寿命が来たマットレスは自分への投資だと考えてなるべく早めに新しいマットレスに買い替えることが一番です。

マットレスが硬すぎて腰を圧迫する

マットレスが体に合わなくて硬すぎるのは、底付きするマットレスで腰が痛くなるのと原因も対策も似てるケースです。

  • たっぷりと厚さがあるけどマットレスそのものが硬くて腰がに圧迫感がある
  • マットレスの側地が硬くてこすれて尾てい骨がひりひりする
  • 詰め物が悪い粗悪なコイル系マットレスだったらコイルスプリングのゴツゴツ感で腰が痛い

最近はアスリートが使ってることもあって高反発マットレスが人気ですが、痩せてる人や女性が使うと硬過ぎて寝心地も悪いし腰も痛いっていう結果になりやすいです。

マットレスが硬すぎて腰が痛い人の対策

硬すぎるマットレスの場合は体とのフィット感を高めるように薄めの柔らかい低反発タイプのマットレストッパーがおすすめです。

詳しくは硬いマットレスを柔らかくする方法でまとめているのでそちらをご覧ください。

マットレスはちょうど良いけど冷えで起きると腰が痛い

マイクロファイバー

最後はマットレスは硬くもなく柔らかすぎもせずちょうどいいけど、冷え性で朝起きるといつも腰が痛いというケース。

これはマットレスに重大な問題があるわけじゃないのでちょっと番外編として。

マットレスを買い替えるよりも保温性を重視した寝具環境の対策が必要です。

保温性の高い敷きパッドを使う

フランネル敷きパッド

季節に応じてひんやり系や合った系の敷きパッドが出ていますが、冬はフランネルのマイクロファイバー敷きパッドがおすすめです。

保温性が高く肌割のいいので寝心地も抜群。

電気毛布はタイマー付きのもの

電気毛布を使う人もいますが、これはタイマー付きのものを選ぶようにしましょう。

寝てる時も電気毛布で外部から温めると体温調整が出来なくなってしまうので逆に冷え性の人は悪化する可能性があるのでご注意を。

保温性の高い素材のマットレスを使う

羊毛などマットレスの詰め物に夏でも冬でも使える保温性が高く通気性の高い素材を使ったマットレスも腰痛対策として人気です。

雲のやすらぎプレミアムや腰いい寝など、ウレタンだけじゃなく保温性を意識した素材を詰め物にしたマットレスや敷布団もあるのでチェックしてもいいかもしれません。

マットレスで腰が痛い場合の原因と対策のまとめ

マットレスで腰が痛くなる人のケース別に原因と対策をまとめましたが、該当するパターンはありましたか?

新調したマットレスで腰が痛いと感じてる人向けに、今回は出来るだけ簡単にコストをかけず出来る対策を意識しました。

古いマットレスを使ってる人はどこかでマットレスを買い替えることも意識して下さい。
当サイトでは腰痛持ちにおすすめのマットレスの選び方も色々なケース別にまとめているのでこれから新しくマットレスを用意する人には参考になるはずです。